2006年12月20日

今日は特別な日

12月20日。今日は私の中で特別な日。3年前の今日、私に運命の出会いがありました。クリとその兄弟に出会いました。

※今日の記事はかなり長文であまり楽しい内容でもないので、興味の無い方はスルーしていってくださいね。

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クリは3匹兄弟でした。今日はそのうちの1匹、アメのことについて書きたいと思います。短い間だったけど、アメとはたくさんの思い出があります。そしてこの思い出が無かったら私はパンを引き取ることも無かったと思います。

アメは出会った当初、誰にでも愛想を振りまいていたクリとは対称的に全然懐かなくて警戒心が強い子猫でした。でも、一緒に遊んであげたりするうちにすぐに人間大好きな甘えんぼさんになりました。

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クリやアメが住んでいた場所の野良ちゃん達は普通は生涯に一度だけ病院に行きます。避妊・去勢手術のために。アメも避妊手術に行く時、それが最初で最後の病院になるはずだった。そうであって欲しかった。でもそうはいきませんでした。。。

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アメは元々ほかの猫達に比べて体がとても弱い子でした。毎年冬には体調を崩して何も食べられずにやせ細っていました。そして2005年の冬。2004年の冬と同じく激しく体調を崩してしんどそうにしていたアメ。もう見ているのも辛くて家で飼ってあげよう。。。と思いました。しかし家には平がいます。アメが伝染性の病気を持っていたら家では飼えません。何だかアメは目もよく見えていなかったようだし、口も悪かったようで食べ物を食べるのも下手でした。そして体がすごく弱いし、嫌な予感はしていました。病院での血液検査の結果・・・ 猫白血病 でした。「白血病はワクチンもあるので平に打てば何とかなるかもしれない」、と獣医さんに言われました。しかし獣医さんは「でも、このワクチンはかなりのリスクもある。。。」そうおっしゃいました。

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そのリスク、そして運動能力抜群のアメが楽しそうに仲間達と走り回ったり木登りをしたりする姿を見て、アメは家で飼わないほうが良いのではないかと思いました。

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そして何とか冬を乗り越えて、時が過ぎていって次の冬が目前に近づいた2005年11月3日、夕方に一本の電話が入りました。いつも猫達を可愛がっているおばさんからでした。

「アメちゃんが大変なことになっているからすぐに来て!」

あーちゃん05.JPG

アメの口に釣り針が刺さっていたのです。とにかく複雑に刺さっていてどうしようも出来ない状態でした。どうしてそんなことになったのかは分からないけれど、自分でやったには複雑に刺さりすぎていました。きっと誰かにやられたのだと思います。

病院へ行こうにもその日は文化の日で祝日。でも、たまたま一つだけ時間がギリギリでしたが開いている病院があったので電話を入れて待っていてもらい、アメをその病院へ連れて行くことにしました。ほかのおばさんたちがご飯や優しい言葉で呼びかけても痛いし怖いしでアメは藪の奥に入って出てこなかったのに、私が行くとすぐに出てきてくれて素直にキャリーに入ってくれました。私に心を許してくれたこと、本当に嬉しかった。。。

一日入院して、無事に釣り針も取ってもらい、ひどく荒れていた口の中を消毒してもらいお薬をもらいました。

そして少しして・・・、アメの最期は突然来ました。

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2006年1月22日。前日まで元気いっぱいだったアメがその日、突然姿を消しました。どうやら犬に噛み殺されたようです。。。その頃、とても大きな犬にリードをつけずに散歩をしている人がいて、その犬が猫達をすごいスピードで追い掛け回しているという話を聞いていましたから。きっとのんびりやさんのアメは逃げ遅れたように思います。

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私は猫だけではなくて犬も大好きです。

犬の散歩をしながら猫達に声を掛けてくれたりフードの差し入れをしてくれたり優しい飼い主さんもたくさんいます。猫達の世話を積極的にしてくれているのも犬を飼っている人がほとんどです。しかしその一方でわざと自分の犬をけしかけて猫を追いかけさせたり、自分の犬が猫に近づいていくとわざと聞こえるように大きな声でひどいことをいってくる人もいます。猫嫌いなのは仕方が無いことだとは思います。でもだからといって自分の可愛い犬をつかって猫をいじめたりする人がいるのは悲しく思います。。。そんなことをする飼い主さんは本当に一握り、いやひとつまみほどなんですけどね。

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アメは存在感がとっても薄かったけどとても優しくて思いやりがあって、猫同士の関係が上手くいかなくて一人ぼっちでいる猫にそっと寄り添ってあげるようなコでした。誰とでも仲良くなれて場の雰囲気をほのぼのさせてくれました。アメが亡くなって、猫達はみんないっぺんに元気がなくなりました。本当に恵まれない一生だったアメだったけれど、私はアメに出会えて本当に良かったと思います。

あーちゃん09.JPG

「アメを飼おうか迷った時に飼っていれば今も元気に生きていたかもしれない」

そこの野良猫だったパンを避妊手術するとき、獣医さんに勧められて血液検査をして何も病気を持っていないといわれたとき真っ先にアメのことが頭に浮かびました。そしてパンが病気を持っていないと分かっていながら避妊手術をしてそのまま外に放したら、早くに死んでしまうことは分かっていました。またアメのときのような辛くて悲しくい気持ち、後悔はしたくなかったし、パンも辛い目にはあってほしくなかった。そしてパンを引き取る決心が固まりました。

そしてパンの避妊手術をする時、色々とあって私が連れて行くことになったのですが、勧められていた値段の安い病院に行かずに、アメの釣り針事件の日、祝日で時間ギリギリだったにも関わらず優しく診てくれた獣医さんのところにいきました。パンのときも優しく診てくれて、血液検査の結果をみながらさりげなく「飼ってあげたら」という風に後押ししてくれました。感謝しています。

もしもアメとの思い出がなかったら今私はパンと一緒にいなかった。
ありがとう、アメ。
約一ヵ月後の1月22日。
アメが亡くなって一年になります。
もう一年、早いなあ。。。

あーちゃん11.JPG

ニックネーム ヒステリーキャット at 16:59| Comment(18) | TrackBack(0) | 想い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。何と言葉をかけたらよいのかわかりませんが、一言「猫ちゃんを思ってくださり有難うございます。」とお伝えしたくて、書き込みしました。
私も、あの時こうしていれば、と結果論で打ちのめされそうになる事があります。特に野良猫の保護においては。
本当に、辛い人生であろう、外猫ちゃんに優しくしてくださり、有難うございました。その優しい気持ちが、嬉しくてまとまらない気持ちのまま書き込みしました。
Posted by みゃくらい at 2006年12月20日 18:30
ちょっと なきべそぎみで 画面が ぼやけてますが
がんばって 書きます。
くりちゃんの 話は 以前読みました。アメちゃん こてんこてん して かわいかったですねえ
野良ちゃんは お外で 元気に 走り回ってる姿をみると 幸せそうに みえますもん それは それで しょうが なかったんだと思います もし アメちゃんを ひきとってたら ぱんちゃんは 引き取れなかったと思うし 今までのことは パンちゃんに 出会うためだったんですよ!!パンちゃん お家の中で あったかくて 幸せそうですよ揺れるハート
お膝に のってた 写真は ほんと よかったなあって 思いました顔(メロメロ)
クリちゃんとアメちゃん 虹の向こうで 元気に遊んでますよ虹
Posted by みー at 2006年12月20日 21:05
思えば・・・ヒステリーキャットさんのブログを訪れてクリちゃんの記事を読んだのが始まりでした。
アメちゃんもとても可愛い子ですね。ヒステリーキャットさんの事が大好きだったのですね。
アメちゃん、色んな大変な思いをしましたね。釣り針の件は・・・人の手によるものだとしたら、断じて許せません。
それに・・・私も犬は大好きですが、散歩や遊びにはルールがありますし、いくら猫嫌いでもひどい事をする人がいるものですね。
きっと今は・・・クリちゃんとアメちゃんがヒステリーキャットさん、平ちゃん、パンちゃんを虹の橋から見守ってくれている、そんな気がします。
Posted by barai at 2006年12月20日 22:34
こんばんは。
以前のクリちゃんのお話と一緒に、
ゆっくりゆっくり読ませていただきました。

以前他の方のブログで野良猫の話題になっているとき。
ヒステリーキャットさんが少し厳しい意見を言っていました。
その理由が、やっとわかりましたよ・・・。

こうした現実を見てきたからこそ、なんですよね。

たくさんの人間がいて、たくさんの考え方があって・・・。
実際、何度も歯がゆい思いをしました。
後悔なんて数え切れないほどです。

自分の出来る範囲で。
少しずつでも変えていくこと。
その気持ちを伝えていくこと。

それこそが、悲しい事件を防ぐことにつながるのかな、と
思いました。

パンちゃんを家族に迎えてくれて本当にありがとう。
アメちゃんを想ってくれてありがとう。
Posted by me-co at 2006年12月20日 23:04
クリちゃんのことからゆっくり読ませて頂きました。
どうして不幸な猫ちゃんが減らないのでしょうね…
確かに猫が嫌いな人もいるでしょうし、マナーの悪い一部の猫飼いさんがいることも事実です。
だからといってどうしてその矛先が何の罪もない猫達に向けられなくてはならないのでしょうか。
クリちゃんの兄弟、アメちゃんの釣り針のこと、ホントに許せないです。
短い間でも、クリちゃんもアメちゃんもとっても幸せで、生涯を全うしたんでしょうね。
パンちゃんもお家に来れてとっても幸せでしょう。
うまく言えなくてすいません…
貴重なお話をありがとうございました。
Posted by kayo at 2006年12月20日 23:36
あたしも、猫も犬も大好きです。
でも、風と凛のお母さんも、風と凛をかわいがってたにゃんこも、キキとジジの兄弟も、他にもたくさん野犬に殺されました。
風と凛のお母さんは最後まで我が子を守ろうと、必死で戦っていたそうです。
野犬が憎いというより、野犬をうみだしたヒトがとても憎い、釣り糸を絡ませるようなヒトがものすごく憎いです。
でも、ブログをはじめて、悪い輩だけではなく、本当に猫を大切にしとるんやなぁって、わかったり、感動してます。

パンちゃんに出逢い、アメちゃんがお手伝いしてくれたのかもしれませんね。
アメちゃんと、またどこかで出逢えますように☆
Posted by yujkari at 2006年12月20日 23:53
昔、グレがノラだった頃、公園でグレや姉妹と一緒にいたとき、大型犬2匹を連れた男性が犬にひっぱられるように私達の方に走ってきました。
猫を襲うかもと思い、犬をひっぱたき、男性とケンカしたことを思い出しました。

アメちゃんに起こったことは、私の身近でも起こったかもしれないことだったなと思いました。

あの時こうしていればという後悔は、生きていて必ずおこります。でも、それをしていたからといって後悔しなかったとは限らないのです。
アメちゃんに出会えたこと、そのおかげでいい獣医さんに出会えたこと、そしてパンちゃんに出会えたこと。
全部が必然だったのだと思います。

Posted by にこまるママ at 2006年12月21日 00:57
朝も読んだんですが
途中で涙が止まらず、書き込めなかったんです。。。

上手く言えないけど、アメちゃんは辛い生活の中でも
ヒステリーキャットさんの優しさに触れられるコトができて
人間を信じるコトができて幸せだったと思います。。。

パンちゃんは、きっとアメちゃんが出会わせてくれたんでしょうね。。
今のパンちゃんを見ていると、本当に幸せで楽しそうで・・・
アメちゃんの分もたくさん長生きして欲しいです。。
Posted by ゆちこ at 2006年12月21日 11:39
平ちゃんにもそんな過去があったなんて・・・今更知りました。
ゴメンナサイ。。。
アメちゃんもクリちゃんも、とってもかわいらしい猫さんですね。
上手く言えないですが、ヒステリーキャットさんに出会えて、最後まで一緒にいれてホントに幸せだったと思います。
昔、母が可愛がっていた野良猫が、最期に母の前に現れ、そのまま眠るように亡くなった事があります。
風邪を引いていたようなので、家で飼おうかと話していた矢先の事でした。
もっと前に飼ってあげてればと母を責めたりもしましたが、それでもその子にとっては幸せだったのだと、だから最期に会いに来てくれたのだと、思うようにしています。
なんだか、よく分からない文章でゴメンナサイ。



Posted by ねぎとろろ at 2006年12月22日 00:14
>みゃくらい様
こんにちは、初めまして!本当にコメントを書きにくいだったであろう記事にも関わらず書き込みをしてくださってありがとうございます。やっぱり野良ちゃんと関わっていくと必ず後悔は付きまといますよね。。。初めて猫と触れ合ってから、辛い思い出もありましたがたくさん楽しい思い出ももらいました。だから、私も猫達のために出来る範囲で何でもやってあげようと思っています。 優しいお言葉、本当にありがとうございます!
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 00:38
>みー様
やっぱり野良ちゃんがお外を走り回っている姿は楽しそうに見えますもんね。外で危険と隣り合わせで楽しく暮らすか、家で安全に窮屈に暮らすか、どちらが良いかは猫達に聞いてみないと分かりませんね。アメも辛い最期だったと思いますがこうして皆様がアメのことを想ってくれて、きっとアメは喜んでるんじゃないかと思います。本当に最期まで人間を信じていた子でしたからね!そして私はこれからもアメの分までパンを可愛がります!!
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 00:42
>barai様
本当にbaraiさんとお友達になれたのはクリの記事からでしたよね。釣り針はきっと人間、それも恐らく子どものいたずらだと思います。アメのことがあった数日後にいつも猫達を可愛がってくれているおばさんが針を付けた釣竿を猫に向かって投げている子どもを見つけたそうなんです・・・。そのときはその方が注意してくれたそうなんですが、犯人が小学生くらいの子となると何だか複雑な気持ちです。。。そして、猫が嫌いなのは仕方が無いけれど・・・、何とか皆が仲良く生きていけるようになれば良いな、と思います。 クリとアメは今頃、仲間達と虹の橋で駆け回って遊んでいるかな。
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 00:47
>me-co様
以前の記事までわざわざ読んでくださってありがとうございます。 私が猫と触れ合うきっかけとなったのがここの野良猫達でした。私が関わった野良ちゃんはほとんどが人間に虐殺されて亡くなった子ばかり。どこの地域でも一緒ではないとは分かっているのですが、どうしても野良ちゃんの記事とかを見ると「可愛い♪」という気持ちより虐待されないか、という気持ちが先立ってしまうんです。。。色々な人がいて色々な意見があるのは当然だけど、私は動物を大切にして自分の意志を貫きたいと思います。クリやアメ、そのほかのたくさんの大好きな猫達のためにも。
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 00:52
>kayo様
クリの記事もわざわざ読んでいただきありがとうございます。  本当に何も関係の無い猫達に危害が加えられること、悲しいし許せないです。クリもアメも本当に短かったけれど、美味しいものはたくさんあげたしいっぱい遊んであげたし出来る事はしてあげれたかな、と今、冷静になって思います。本当にコメントを書きにくい記事だったと思いますが、ありがとうございます。不幸な猫が少しでも減って欲しい、私も出来る事だけだけど細々と続けていきたいと思います。
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 00:58
>yukari様
今、yukariさんのお宅で暮らしているニャンちゃん達、その仲間達のお話、本当に辛いです。私はアメが亡くなって少しの間は気が動転していてもうその犬が憎かったです。でも冷静になってみると犬に罪は無くて、そのいい加減な飼い主が一番悪い、そう思います。私もブログをやっていて皆さん、猫に優しくて何だかホッとしたような感じがありました。  ありがとうございます!
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 01:03
>にこまるママ様
にこまるママさんの機敏な行動に感動しました・・・。アメのとき、私はその現場にいなかったけれども、もしいたとしても犬から猫達を守れたかどうか分かりません。  私はここの猫達に出会うまで、こんなに後悔した気持ちを持ったことがありませんでした。そして猫達を通じて命の大切さ、ほかにも色々な事を学びました。これからもきっと後悔することはたくさんあると思うけれど、何と言うか自分の意志を貫いて動物達のために立派に生きたいと思います。 素敵なお言葉、ありがとうございます。
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 01:07
>ゆちこ様
本当に書き込みにくい内容だったにも関わらずわざわざありがとうございます。  アメの一生は本当に辛かったと思いますが、その中でずっと私に擦り寄ってきてくれて、私自身も多分たくさんナデナデしてあげて美味しいものもたくさんあげてそれに応えてあげられたような気がする、と今になって思います。そしてこの記事で優しい皆さんがアメのことを想ってくれて、きっとアメも喜んでいるんじゃないかと思います。 これからも平とパンを、アメやほかの猫達の分までいっぱいいっぱい可愛がろうと思います。
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 01:11
>ねぎとろろ様
平も今でこそお姫様で大いばりですが、やっぱり平の兄弟達のことを思うと辛くなります。でも、きっと平は幸せになってくれたと思うし、前向きにいこうと思います。  クリやアメやほかの猫達のこと、そのときは本当に後悔後悔自分を責めまくりましたが、今はやれることはしてあげれたと思う、そう思うようにしています。そしてねぎとろろさんの野良ちゃんのお話、本当に感動しました。ねぎとろろさんやお母様のことが大好きだったから「ありがとう」とその気持ちを伝えに来てくれたのかな、と思いました。その子もねぎとろろさんやお母様に愛されて幸せいっぱいだったんじゃないかと思います。素敵なお話、優しいお言葉、ありがとうございます!
Posted by ヒステリーキャット at 2006年12月22日 01:13
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